2012年6月22日金曜日

生命保険で終身型を選択する場合

生命保険の良い選択方法で説明した様に終身保険は、保険料がバカ高いというデメリットがあります。
これは後述しますが、終身保険は、保障が長く、貯蓄性があるので、保険料が高くなるのはある意味当然なんです。
しかし生命保険は、自分が死亡した場合に困る子供が成長するまでの期間だけ保障すれば足りますので、その高い保険料を支払い続ける事は不合理であり、終身保障は生命保険向かないんです。

また死亡率が一般的に低い若いうちから終身保険をかけるのはリスクがとても高いんです。
最近では、終身雇用制度をとっていない会社もあり、また終身雇用制度をとっていても病気や事故で途中退職のおそれもあります。そんな不景気な昨今いつ給料がなくなるともわかりません。
給料が減る・無くなる場合にまずカットされる費用の一つが保険料です。そこで保険の解約の危険があります。
終身保険は払込期間も長期になり短い期間での解約は高い確率で元本割れしてしまうんです。
よってまだ若い家族は生命保険で終身型を選択する必要はありません。


ただ終身保険にもメリットはあるんです。
終身保険は、定期保険と違い死亡するまで保障が続くというメリットが魅力の商品です。
また貯蓄という観点からみると払込を60歳までに満了すれば、老後の資金として活用できるというメリットがあります。

このメリットを最大限に引き出せる場合が終身保障に入っても良い場合となるのですが・・・今考えられる場合は2つの場合です。

一つ目は、退職金の運用目的の場合です。
例えば、退職金を一時金として預ければ、死亡した時に最低保証金額プラスが確実に保険金として受け取れます。その受取金を妻などが施設に入る必要がある場合は、その費用にあてるという使い方をする場合です。
退職してから10年から20年で使う日が必ず来るという人には悪くは無い選択肢です。そしてこの様に保険料を一括で支払った場合に、予定利率の高い商品を選択すると、支払った金額と受け取る金額の差が大きくなり結果として得をします。

この場合におすすめできる終身型の生命保険は、ソニー生命のバリアブルライフです。
今のところ、このパターンで唯一といえるおすすめできる予定利率の高い変額終身保険です。
他の保険会社の商品が、1%台なのに対してこの商品は、予定利率を3.5%としています。運用実績が上がればさらに保険金の積み増しも期待できます。

変額終身保険は、死亡時(または解約時)に運用実績が予定利率を上回っている場合には、基本保険金に運用利益分が上乗せされた金額が死亡保険金になるものです。
仮に実績が悪くても基本保険金は最低保障されているので安心です。
そしてこのバリアブルライフは、基本保険金額で計算しても3.5%の利回りを保障してくれるのでおすすめできます。

月額保険料の支払い目安です。
30歳の場合 約15200円
40歳の場合 約25300円
50歳の場合 役54200円

その他のバリアブルライフの保険情報
加入年齢0歳から85歳、保障額500万円から7億円、付加特約・・・家族収入 無解約返戻金型平準定期保険 災害死亡給付 傷害 入院総合保障 生前給付定期保険など
総合点数としては、65点の良い保険商品となります。


二つ目は、節税目的の場合です。
相続税の非課税枠が、5000万円+1000万円×法定相続人の数となっていますが、それ以上は全て課税対象です。
しかし保険は、独自500万円×法定相続人の数という非課税枠が設けられています。そこでその分を保険にあてると節税できるのです。
つまり、相続税の非課税枠に入らないお金を、保険独自の非課税枠にあてて相続税を減らすという使い方をする場合です。
相続税の非課税枠が、将来減少されるおそれがあるので今後は、より多くの人が終身保険で、この節税をする事が予想されます。

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