2013年10月7日月曜日

確定拠出年金(日本版401k)の選び方

前回個人年金保険より高リターンでメリットのある金融商品で、今入るべきは、個人年金保険ではなくて確定拠出年金(日本版401k)と記しました。
では、その確定拠出年金(日本版401k)はどのように選べばいいのでしょうか?また、オススメの確定拠出年金(日本版401k)はあるのでしょうか?また注意点は?


確定拠出年金(日本版401k)は、多くの金融機関で商品として売られています。
選ぶときに気をつけるべき点は、ランニングコストつまり年間の手数料です。

多くの金融機関で商品として売られている確定拠出年金(日本版401k)は、それぞれの金融機関で加入費用にも差があります。
しかし、この加入費用の差は特段に心配しなくても結構です。

なぜなら、確定拠出年金(日本版401k)は、何十年もの長期間掛け続ける事になるのが一般的であります。
そうすると、年間約数千円程の手数料の差が長期間になると大きい差になっていくからです。

とにかく、確定拠出年金(日本版401k)を選ぶ際は、毎年のランニングコストが安い商品を選びましょう。


オススメの確定拠出年金(日本版401k)としては、スルガ銀行の確定拠出年金ドリームライフ401kとSBI証券の個人型年金の個人型401kです。
比較のために、三菱東京UFJ銀行を出して検討してみましょう。

・加入手数料
○三菱東京UFJ銀行
国民年金基金連合会手数料(2300円)

◎スルガ銀行
国民年金基金連合会手数料(2300円)

▲SBI証券
国民年金基金連合会手数料(2300円)+SBI証券手数料(1050円)


・ランニングコスト(年間手数料)
▲三菱東京UFJ銀行
三菱東京UFJ銀行運営手数料(4404円)+国民年金基金連合会手数料(1200円)+事務委託先金融機関手数料(756円)

◎スルガ銀行
スルガ銀行運営管理手数料(年間)0円
(ただし、毎月の掛け金の積み立て、または個人別管理資産が50万円以上(月一回判定)の場合に限ります。これを満たさない場合は、無料の対象にならずに、月額262円かかります。)
+国民年金基金連合会手数料(1200円)+事務委託先金融機関手数料(756円)

◎SBI証券
SBI証券運営管理手数料(年間)0円
(ただし、口座残高50万円以上の場合。50万円未満の場合は315円かかります。)
+国民年金基金連合会手数料(1200円)+事務委託先金融機関手数料(756円)


上記で特に注目すべきは、先ほど記した通りにランニングコスト(年間手数料)です。
スルガ銀行の場合もSBI証券の場合も、三菱東京UFJ銀行では必要になる運営手数料がかからないんです。

よってスルガ銀行かSBI証券の確定拠出年金がオススメです。
どちらがオススメかというと・・・上記の費用の統計がスルガ銀行では4256円で、SBI証券では5306円となり(ちなみに三菱東京UFJ銀行は8660円)スルガ銀行の方が安いので、費用の点でスルガ銀行がオススメです。


ただ注意点があります。
個人型の確定拠出年金(日本版401k)に加入できる人は、企業年金の無い会社員か、自営業者に限られるという点です。
公務員や専業主婦も加入できません。
なぜなら、企業年金制度の加入者は、すでに手厚いプラスアルファーの保障があるとみなされているからです。

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