2013年10月17日木曜日

先進医療保険を選ぶ前に知っておく事

先進医療保険は、ここ最近種類も増えてテレビCM等でもよく見かけます。

この先進医療保険は、我々消費者たる国民の生命身体の安全を守り、医療費が国民の家計を必要以上に圧迫するのを防止し、国民の利益をより良くする事を趣旨に制度設計されています。

つまり私たち国民の利益になるようにがもっとうの保険商品が、先進医療保険です。


先進医療保険は、健康保険の対象外なので本来は自己負担になります。
しかし、この先進医療保険に加入していると最高1000万円まで保証してくれます。
それも月々支払う料金は、100円前後という小額な金額です。

文字だけでは少しわかりづらいと思うので数字を用いてわかりやすく説明しますと・・・

例えば総医療費が1000万円、うち先進医療に係る料金が200万円の場合(かなり大きい金額ですが、あくまでわかりやすくするための数字です)。

普通の治療といえる部分たる診察、検査、投薬、入院料 は、保険として保険会社から給付されます。
つまり1000万円-200万円たる800万円は、保険により給付されます。


そして、この引いた200万円の先進医療保険部分が、普通なら全額自己負担になります。

しかし、先進医療保険に加入している人ならこの200万円も保険により支払われます。
しかも月々100円程度でこの保障が受けられます。

これが、先進医療保険の制度です。

上記の数字はあくまで例ですが月々100円で、はるかに高い金額まで保証してくれる点をみれば、前述した先進医療保険の制度趣旨に合致していることがよくわかります。

では、先進医療は実際いくらぐらいかかるのでしょうか?
怪我や病気などで実際に治療を受ける確立が高そうなものから紹介します。


・骨折した時に、弱い超音波を継続的に患部に当てることで細胞を刺激して骨の形成や治癒を促進する超音波骨折治療法の場合
→約20万円の費用がかかります。


・動脈硬化を起こした場合に、冠動脈に入れられたカテーテルからキセノンを媒質として発生するレーザー光たるエキシマレーザーを照射し、閉じた血管を開通させる手術たるエキシマレーザー冠動脈形成術の場合
→約26万円かかります。


・水素の原子核を高速化させた放射能の一種たる陽子線を患部にあてて癌を攻撃する治療法たる陽子線治療の場合
→約280万円かかります。


・炭素イオンの重粒子を用いて、放射能により癌を治療する重粒子線がん治療の場合(陽子線治療と比べて放射線の量が少なく副作用が小さい治療法)
→約300万円かかります。


これら20万円・26万円・280万円・300万円を、上記の具体例の200万に当てはめて、その他の診察、検査、投薬、入院料の実費を計算すれば、それぞれ個人の特徴にあった先進医療とその保険料と支給額が大まかにでもわかります。

ここまで読んでもらえばこの保障の概観がイメージできたと思います。

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