保険会社は、テレビCMや広告、数々の芸能人を用いあの手この手で特殊な保障の必要性を主張している。
過去では第一に、ガン・心筋梗塞・脳卒中などリスクが高い病気を手厚く保障する3大疾病特約があった。
しかし3大疾病の定義がそれぞれの保険会社で異なり、保険会社では心疾患や脳血管疾患となっているなど統一されていなかった。
また第二に、定期付き終身保険に代わる商品として大手生保会社が出品したのがアカウント型である。
これは、プロでも扱いが難しいぐらいレベルが高く貯蓄の部分の透明性が悪く一般の消費者にはとてもではないが扱えない商品であった。
第三に、持病を持っている方でも誰でも加入できることを宣伝文句にした無選択型保険があった。
これは割高な保険料をとるにもかかわらず、支払い条件がとても厳しいため支払いがなされず加入した意味が無いという事がしばしば起こった。
そして今回保険会社が大々的に宣伝しているのが先進医療保険である。
健康保険外かつ国が先進医療と認定している医療についての技術料を保障する特約である。
月々100円程度で加入でき必要性が高いと保険会社のCMや広告では主張されている。
しかし保険会社においては、不要と思っているが他社との競争や消費者からの問い合わせもあり先進医療保険特約つきの商品を用意したという会社もある。
先進医療に対する保障金を1000万円とうたい契約をする。
しかし実際に先進医療で必要な金額は、高い場合でも300万円前後であったりするのでその差額分は消費者が余計に保険料を払っている事になる。この様に消費者の関心に合わせて保険会社が不要な儲けを得ている場合がある。
これは、保険が一般消費者にとって難しい存在である事、消費者側の保険についての情報不足、保険への無関心が根底にある。
2015追記
先進医療保険の中でも有用な商品が出てきたのでしょうかいします。
三井住友海上あいおい生命の&LIFE新医療保険Aです。
保険料が比較的安く内容も悪くないからです。
私は、不安への備えとしては保険に頼るのは反対ですが(保険屋やっててすいません・・・)、内容的に及第点といえるでしょう。
ただ病気への備えにには、保険以外にも目を向けることは大切ですので、視野を広くしてください。
0 件のコメント:
コメントを投稿