2012年6月4日月曜日

保険の儲けの仕組み

保険のCMや広告の宣伝を見ていると、いかに私達一般消費者に必要で、いかにお得かばかりが目につき保険に対する私達の関心もそこに集約しがちである。
 保険料の少しでも安いもの、目新しい特約、給付金が高い商品等を日々探す事に慢心する事になる。その結果保険商品の選択を失敗し、当初予見していた保険による効果が十分得られず、保険料を延々と払い続ける事になる人が多い。

保険といえども、私達が日ごろスーパーで買う商品と同じなのです。保険の儲けの仕組みを理解しておく事で、保険のCMや広告の宣伝文句に騙されず前述のような失敗も未然に防ぐことができます。

 私達一般消費者たる被保険者が払う保険料は、次の第一から第三に分けられ保険会社にプールされます。

第一に、純保険料です。これは、保険金の支給にあたるもので予定利率や死亡率を基礎に統計学等を用いで算出されます。加入者の保険金や給付金に充てられる重要な部分であり保険の本質的部分です。

第二に、付加保険料です。CMや広告費や人件費など事業経費に該当します。中には利益に該当するものもありますが、保険会社を運営していくための基礎部分です。

第三に、その他の部分です。主な保険契約の内容以外の保障に関する部分です。CMや広告で、妻がガンになってこの特約で助かったや、先進医療費をいくらまで出しますや、祝い金が支給されたり、元本率が高いですや、高額の解約返戻し金が・・・など見覚えありませんか?
 これらは、支給件数が少なかったり、数字上は得に見えるがよく考えると不必要であったり、得ではなかった、という場合です。
この多くは、そのまま保険会社の利益になる部分です。せっかく特約があるのだから、その特約を付けた方が良いというのは大きな間違いなので注意して下さい。

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