生命保険というのは、被保険者(我々一般消費者)の死亡または一定の年齢に達するまで生存したことを条件として一定の金額を支払う保険の事をいいます。この中には死亡保険・生存保険などがあります。
生命保険の選び方で大切な事は、遺族の必要生活費の見積もりを知る事です。
そして終身保険、定期保険、収入保障保険の主流の3つからどれを使い遺族の必要生活費を補っていくのか選択していきます。
遺族が必要な保険金の額つまり必要な生活費は、若ければ若いほど増えます。
これは、例えば父親が死亡した場合に保障が必要なのは、一般的には子供が大学を卒業するまでです。子供が小さいほど大学卒業には時間がかかるので保障金額も子供が小さいほど大きくなります。
よって死亡保障の重要性が高いのは、小さい子供がいる家庭です。
そしてこの遺族の必要生活費を全て死亡保障でまかなう必要はありません。原則として遺族年金で足りない金額を補うという考え方が正しいです。
一般的なサラリーマンが死亡した場合、子供が成人するまで遺族年金を受け取る事ができます。
そこで父親が死亡した後に必要な生活費は、
第一に現在の生活費に妻の分(0.5)をかけて、子供一人につき子供一人分(0.2)をかけて
第二にそれに住居費や教育費などを加えた金額を年数分かけます。
第三にそこから遺族年金の合計額を差し引いた金額を保険でまかなえばいいのです。
つまり上述の第一+第二-第三から出てきた金額が死亡保険でまかなう金額であり、ここに出た金額を参考にした保障額で保険商品を選択すればいいのです。
その上で、遺族が年金のように毎月保険金を受け取りたい場合には収入保障保険を選択します。
または、死亡保障とは前述のように子供が大学を卒業するまで(独利するまで)の期間をメインに保険する必要があります。そこで必要な期間だけ集中して保障したいと考えれば、定期保険に加入する選択をします。
収入保険のメリットは、60歳以上保険料無料など旨い保険に要注意で説明したとおり、将来に向かっていくにつれて支払う保険料が安くなるので、将来の収入に不安がある方には負担も少なくなるのでマッチしている点。また必要な分の保障しかされないので無駄がはぶかれる点です。
一方デメリットとしては、支払われる保険金の額が年々下がるという点です。
このデメリットはメリットと直結しており、納得もできる部分です。
定期保険のメリットは、前述のように限られた必要な期間だけ重点的に保険を掛けることができる点です。
デメリットとしては、保険期間満了後に更新をする時に保険料が高くなる点です。
例えば、30歳に加入し10年間で保険が満了になる場合、まだ子供が独立しない場合や下の子供ができた場合などで40歳からさらに10年間更新する場合に、支払う保険料が30歳の時より高くなります。
では終身型の死亡保険はどうなのか?
終身型の保険のメリットと言える部分は、終身型の保険の場合一定の払込期間が終了した後も保障が続き、結果的に必ず保険金を受け取る事ができます。
商品によっては払込後に一時金を受け取ったり、年金にしたりする事ができるなど貯蓄性が高く保障が手厚い点です。
一方デメリットとしては、その手厚い保障のため保険料が高額となる点です。また前述のように限られた必要な期間だけ重点的に保険を掛けることが期待される死亡保険では、合理的とはいえない点です。
次回は、以上を前提に実際に私が選択するなら各保険会社のどの商品を選択するか検討します。
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