2008年・・・販売方法をネット上に限定したネット生保の登場で低価格化が一気に進みました。今までは代理店や生保レディーを使った生命保険の販売方法が主流だったんですが、これらを撤廃してネット直販にしたんです。
これにより費用が削減され、業界最安値の保険料を実現しました。
ネット生命のパイオニア的存在がネクスティア生命です。
ネット生保は、保険料の安さを武器に契約者数を伸ばしています。
そのネット生保の中でも、特に有名なのがライフネット生命です。
なぜ有名かというと、一部の年代では、パイオニア的存在のネクスティア生命よりライフネット生命の方が保険料が安くなっているからなんです。
ただ安いだけではなく、保険の保障内容も他の保険会社に劣らず充実しています。
契約件数も増えており成長しています。
ライフネット生命の商品は、2012年度版オリコン顧客満足度ランキング 医療保険部門保険料満足度2年連続1位を獲得しています。
またビジネスモデルのデザイン部門で2011年グッドデザイン賞を受賞。
週刊ダイヤモンド 死亡保険部門でプロが選ぶ自分が入りたい保険2年連続1位を獲得しているなど、多くの賞賛を浴びている注目度1位の生命保険です。
しかしこのようなネット生保の存在を脅かす存在が新たに存在しました。
一つは、前から私の記事によく出てきている国内大手生命保険会社のオリックス生命が発表したネット専用の商品「ブリッジ」です。
この「ブリッジ」は、ネット販売でコストを抑えたという点。死亡保障に限定したという点。解約払戻金をカットした点。
以上のてんよりシンプルな内容にする事に成功し、加入年齢によっては、とても格安な保険料を実現しています。
二つ目は、メットライフアリコのリスク細分型生命保険「スーパー割引けんこう定期保険」です。
この「スーパー割引けんこう定期保険」は、ネット商品ではありません。
加入者する一般消費者が、喫煙者か非喫煙者かなどにより商品を4つのランクに分けてそれぞれに違った保険料率が設定されるものです。
この商品は、非喫煙者には特別な保険料を設定しています。非喫煙者ランクの上位「非喫煙者優良体」に分類されれば、ネット生保でないにもかかわらず保険業界最安の保険料になる場合があるんです。
また以前は、保険金額が2000万円以上からしか契約できない自由度の低い保険商品でした。
しかし今では、500万円、1000万円からでも契約ができるようになり選択肢も増えました。
ここで一つ・・・上述で保険料を最安・格安など言っていますが、保険料はどのようにして安くするのでしょうか?
保険料の中身は、
1・・・純保険料
2・・・付加保険料
と1と2に分けることができます。
1の純保険料とは、契約者たる一般消費者への保険金の支払いにあてられる部分です。いわゆる積み立ての部分がこれにあたります。
2の付加保険料は、1の純保険料から割り増しした保険料です。
保険料=1+2
となります。
ネット生保の場合(ネクスティアやライフネット)
ネット生保の保険料が安い理由は、前述したように販売経路をネットに限定するという会社の運営方法を変える事で経費を削減し2の付加保険料を抑えるからです。
リスク細分化型生命保険の場合(メットライフアリコ)
契約者たる一般消費者が持っている喫煙などのリスクに応じて支払う保険料である1の純保険料を抑える事で安い保険料を実現しているのです。
以上を前提に次回は、実際20代から60代の男女で喫煙者・非喫煙者に分けてどの保険商品が最安になるか検討します。
2015年追記
上記内容は現在も妥当する。
タバコを吸わない人・タバコをやめた人にオススメな生命保険
を書きました。
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