2012年6月25日月曜日

収入保障保険の説明と選択方法

生命保険の良い選択方法で説明しましたが、子供の成長とともに生命保険金の必要額は減少します。
そこで利用したいのが、死亡時に月々の分割払いで保険金を受け取ることができる収入保障保険です。

では、60歳以上保険料無料など旨い保険に要注意でもおすすめした収入保障保険とはどのような保険なんでしょうか?
収入保障保険とは、死亡時に分割払いで毎月保険金が支給される保険です。
例えば満期を60歳で契約した場合、45歳で万が一の事があった場合でも15年間毎月、遺族に保険金が支給されます。
この保険の特徴は、通常の定期や終身死亡保障と比べて保険料が安いんです。

月々の保険金は一定額で、満期までの残り月数が少ないほど受取総額は少なくなります。しかしその分支払い保険料も安くなります。

つまり毎月の支給額は、一定のため満期までの月数が多いほど受取総額も多くなります。
前述の例えで、同内容の契約で55歳で死亡した場合は、5年間しか保険金は受け取れない。しかし、その分保険料は安くなるというのが収入保障の基本的な仕組みです。
逆にもし30歳で死亡した場合は、その後30年間毎月15万円支払われるという事になります。

生命保険のメインをあくまで子供が独立するまでの費用をまかなう保険と考えている人にとってはピッタリマッチする保険なんです。

将来の受取額が減少する事に抵抗を感じる人がいるかもしれません。
しかし一般的には、子供の成長など年齢とともに必要な保障額が減少する事は間違いないんです。
その事から考えても、収入保障保険は、とても合理的なんです。
例えば、子供が独立するまでは、現状より死亡保障を手厚くしたいという場合は、今の死亡保障に保険料の安い収入保障保険を付け足せばいいと思います(どれぐらい手厚くしたかにもよりますが・・・)。
妻も手に職を持っており独立していたり、子供にかけるお金も十分にあるので最低限必要な範囲での死亡保障を望むのであれば収入保障保険だけに加入し、浮いた保険料を自分やその他必要なものに投資するという発想もありだと思います。そちらの方が将来より豊かになるならそうすべきです。

収入保障保険でまかなうべき必要な費用は、サラリーマンの一家の場合、夫が万が一亡くなった場合には、遺族年金が支給されますのでその分を引きましょう。
例えば平均標準の月額給料が30万円前後の会社員の場合もらえる年金は、年間約160万円から180万円です。収入保障の設定額はその分を差し引いて検討しましょう。

収入保障保険では、ガンなどの三大疾病に関する医療保障特約や災害死亡の特約がある商品もあります。しかし収入保障は60歳で満期を迎える場合が多いので特約もそこで終了してしまいます。そこで特約はできる限り他の保険に付け収入保障部分はシンプルにしましょう。

収入保障保険の選択方法は、前述した保険は収入保障保険のみの場合は、色々と自分が欲しい特約なども付ける事になり少し割高になります。
一方他の保険に上乗せするというサブ保険として考える場合の選び方は簡単です。
安さ択一で選択してください。
収入保障タイプの保険の中には、健康状態や喫煙歴によって保険料が1割から2割安くなる商品が多いです。
健康でタバコを吸わない人は、割引制度を利用できる商品を優先的に検討しましょう。
次回から具体的な収入保障保険商品をいくつか検証しおすすめ商品をお教えします。

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